不動産の豆知識

コラム

路線価を調べてみませんか?

路線価とは?

毎年1月1日を評価時点として、国税庁が毎年7月1日に発表している土地の価格の事を指します。
この路線価は、相続の際に所有している土地の価格を算定する際に利用されます(時価評価と乖離があ る場合等は例外有)。
近年、よくニュースや新聞でも「路線価が●年連続で上昇」と話題になっておりますが、路線価が上昇する という事は、相続税評価額が上がり、相続税額も増えるという事となります。

路線価の見方

まずはGoogle等の検索エンジンで「路線価 令和6年度」と検索し、国税庁のウェブサイトにアクセスしてみましょう。そして、所有している該当の土地の市区町村をクリックすると、以下の様な図が出てきます。

例えば、図の(赤い四角)に100㎡の土地Aを所有していたとします。
当該土地A()の前面道路は『285D』と記載がありますが、これは“1㎡当たり28万5,000円ですよ”という意味になりますので、土地Aの路線価格は2,850万円という事が分かります。※因みに、同じ場所の3年前は『260D』でしたので、なんと3年間で1㎡当たり2万5,000円・100㎡では250万円も評価額が上昇している事となります。
又、『285D』の中のアルファベット“D”は、借地権割合を示しておりますので、土地Aが借りている土地であっても、相続税上は1,710万円(2,850万円×60%)の財産価値があるという評価となります。尚、実際の相続税評価額の計算では、その土地の利用方法によって減額等がなされます。
この他、路線価は主に市街地に定められている為、路線価の無い地域では固定資産税評価額に国税庁が定めた倍率を掛けて算定致します。

ご家族が集まるタイミングで「今後のこと」話し合ってみませんか?

お盆やお正月は、ご家族の方がお集りになる機会が多いかと思います。お盆休みのタイミングは、路線価が発表されたばかりですので、こうした話題から、将来について話してみるのは如何でしょうか?

※記事引用元 (株)財産ドック 愛媛松山センター株式会社みのり商会
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