不動産の豆知識

コラム

古い家の維持費はどのくらいかかる?維持費の目安と整理する方法を紹介!

「相続した古い家が空き家になっていて、今後が心配」
「空き家の維持費は1年でどのくらいかかるのか知りたい」
このようにお考えの方は多いのではないでしょうか。
今回は空き家のお悩みをお持ちの方向けに、古い家の維持費や整理方法をご紹介いたします。

 

 

 

 

 

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□空き家の維持費について

空き家の買い手がなかなか見つからないという状況では、さまざまな費用がかかります。

1つ目は税金です。
主に固定資産税と都市計画税のことで、固定費として毎年必要です。
固定資産税とは、土地や建物の所有者が建物の価値や地価により税金を収めるというものです。
徴収した税金は市町村の日常生活で必要な行政サービスの整備費として利用されます。

それに加えて都市計画税がかかります。
都市計画税とは、優先的に市街地化をするエリアにある土地や建物に毎年課税される費用です。
集めた税金で市街地の公共の場所、下水道、道路などの開発を進めていく意図があります。
こちらは評価額の1.7パーセントです。

2つ目は光熱費です。
空き家でも、物置として利用する場合や来客、帰省した際に使えるように電気や水道を使えるようにしている方が多いでしょう。

この場合、毎月の使用料に加え、固定で費用がかかります。
最低でも毎月3000円はかかるため注意が必要です。

3つ目は保険料です。
家事や自然災害が起きたときに備えて火災保険に入っておくことが必要です。
火災保険は台風被害にも適応されます。
台風で屋根や崩壊が起きた場合、火災が起きた場合に修繕費用を保険料から出せるため、万が一の場合を考慮すると加入必須です。

4つ目は清掃、修繕費用です。
空き家の傷みや雑草など、人が住んでいない家は劣化が進みます。
周囲に迷惑をかけるのを避けるためにも、定期的な清掃が必要です。
また、劣化が目立つ場合修繕が必要となります。

□空き家を整理する方法について

維持ができなくなった場合に検討する方法が2つあります。

1つ目は買い手を探すことです。
空き家を売却できれば、管理に悩む必要がありません。
劣化や老朽化が進む前にはやめに売却を検討しましょう。

2つ目は解体をすることです。
建物自体が古い場合、解体したほうが売却までがうまくいく場合があります。
しかし、土地の固定資産税や都市計画税が高くなることがあるため注意が必要です。

□まとめ

今回は古い家を維持するにはどうすればいいのか、維持費用と整理方法についてご紹介しました。
当社は不動産売買の豊富な経験を活かし、お客様の事情にあった提案をしております。
お困りの際はぜひお気軽にご相談ください。