不動産の豆知識

コラム

相続放棄した土地はどうなる?所有し続けることのデメリットも紹介します!

「相続放棄を考えているが、その後土地がどうなるのか知りたい」
「実家が空き家になっているが、このまま放置しておいてもいいのかわからない」
このようにお考えの方は多いでしょう。
今回は相続放棄をした土地はどうなるのかに加えて、放棄せずに所有し続けた場合の生じるデメリットについてもご紹介いたします。

 

 

 

 

 

 

□不動産の相続を放棄した場合はどうなるのか

不動産を放棄する例として、多くは立地が悪い田舎にある広めの土地で、買い手が見つからない場合です。
また、土地に加えて建物自体も残っているが、築年数が古く解体するのにもお金がかかるという場合も相続放棄を検討する人がいます。

相続放棄をした場合に考えられるパターンが2つあります。

1つ目は別の親族が土地を相続する場合です。
親の血縁から順番に相続権が移り、相続人が変わっていきます。

その際注意すべきなのが、複数人に相続権がわたる場合です。
大人数に相続権が移る際は、誰が相続するのか、相続放棄するのか全員に知らせることが重要です。
知らない内に相続人になっていたという状況は避けましょう。

相続人になる可能性がある親族が全員相続放棄をした場合、不動産は所有者がいなくなります。
所有者が国に自動的になるというわけではないため注意が必要です。
法律では、所有者がいない土地を公益のために使用できるようにする特別措置法があります。

また、土地が荒れたり建物が崩壊しそうな場合など管理が必要なときには、知事や市町村長が相続財産管理人として選任を申し立てられます。

□不動産を所有し続けることで起こる不都合について

相続放棄をせずに空き家を所有している方にとって、不動産を管理し続けることに不安を感じている方がいると思います。
しかし、所有し続けることで大きなデメリットが2つ発生します。
1つ目は所有している間は固定資産税がかかることです。
毎年一定額の課税があるのは大きな負担になります。

2つ目は誰が相続するのか、トラブルになる可能性があることです。
特に相続人が複数人いる場合に起こりやすく、経費の負担額や売却の同意を得る場合も意見を一つにまとめにくいといったトラブルの元となります。

□まとめ

今回は相続放棄をした場合に土地がどうなるのか、所有し続けた場合にどのようなデメリットが生じるのかについてご紹介しました。
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