家を売ることに決めた方もいらっしゃることでしょう。
中には「家を売るときには、家を売る理由を買主にどのように伝えたら良いのだろう」と悩まれている場合もあるかもしれません。
今回は、よくある家を売る理由をご紹介し、家を売る理由を買主に伝えるときの方法を解説します。

 

 

 

 

□よくある家を売る理由は？

相続した家を売却したいからというものが、家を売る理由としてよくあります。
親や兄弟の所有していた家に住む予定がない場合、その家は空き家になってしまうため、売却を検討する方が多いです。

また、住み替えもよくある理由として挙げられます。
住み替えとは現在所有している家を売却して得たお金で、新たな家を購入することです。

□家を売る理由をどのように買主に伝える？

買主への家を売る理由の伝え方を、理由別にご紹介します。

＊離婚・別居

離婚や別居を理由に家を売る場合は、買主に正直に伝えなくても問題はありません。
家に問題があるわけではないため、正直に伝えなくても買主の生活に影響を及ぼさないからです。

しかし、家族の都合や住み替えといった曖昧な理由を伝えると、実は物件に問題があるのではないかと心配する買主もいらっしゃいます。
離婚や別居などの理由でも伝えたくない理由がなければ、正直に伝えてみると買主は安心します。

また、買主の中には縁起を気にしている場合もあります。
離婚で売却されていない家を買主が希望している場合、嘘をつかないようにしてください。

＊ローンの返済が不可能

ローンの返済が不可能になった理由で家を売る場合は、経済的な理由や住み替えといった理由を伝えることをおすすめします。
ローンの返済が不可能になった旨を伝えると、売却価格の交渉を買主主導で進められてしまうかもしれません。
ローンの返済が理由の場合も、家に問題はないため曖昧な回答をしても問題はありません。

＊家の劣化

家の劣化が理由で家を売る場合は、必ず正直に伝えてください。
家の劣化状況を伝えずに売却すると契約不適合責任に問われてしまいます。

家の劣化については、物件状等報告書に記入して買主に伝えます。
またリフォームした箇所については、行った時期も含めて申告しましょう。

□まとめ

家を相続したものの、住む予定がないために売却したい、住み替えのために売却したい、といった理由で家を売却する方が多いです。
また、売却する理由を買主にはっきりと買主に伝えるのかどうかは、買主が家を購入してから生活に影響を及ぼすのかで判断すると良いでしょう。
ただし、家に劣化がある場合は正直に伝えなければ契約不適合責任に問われるため、注意が必要です。