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コラム

空き家を放置しておくのは危険!空き家の自然発火や放火について紹介します!

誰も住んでいない家は、放火の対象になりやすいことを知っていますか。
空き家には放火されやすい特徴がたくさんあり、管理を怠っていると思わぬ損害を被ることになります。
今回は、空き家の自然発火や放火について紹介します。

 

 

 

 

 

 

□空き家火災について

近年、誰も住んでいない家から出火する火災が増えています。
人が住んでいないのによく火事が起きてしまうのはなぜなのでしょうか。

空き家火災は、主に「何者かによる放火」、「ガス漏れなどによる爆発」、「配線器具のトラブルによる出火」などの原因が考えられます。
この中でも、最も疑わしいのが「何者かによる放火」です。
近年は減少傾向にあるものの、「放火」と「放火の疑い」は全出火原因の中でも15パーセントから20パーセントを占めています。

決して少なくない割合で起きる放火ですが、放火されやすい家の特徴と管理されずに放置されている家の特徴は似ており、それが放火が多い理由と言えます。
放火されやすい家は、「部屋が暗く、人の気配がない」、「道路から敷地内が覗きやすい」、「ドアや窓が施錠されていない・開いている」、「家の周辺に木など燃えやすいものがある」という特徴があります。

誰も住んでいない家を所有している人は、これらの危険を避けるためにもそもそも空き家をそのままにし続けるべきなのかということについて考えなければならないでしょう。

□空き家問題への3つの対処法とは

1つ目は、リフォームして賃貸物件にすることです。
駅から近いなど周辺環境が優れている物件はリフォームして賃貸に出すのが良い方法だと言えます。
リフォームにはコストがかかるものの、借り手がつけば家賃収入が見込めます。

2つ目は、更地にすることです。
賃貸需要がある地域なら新しくアパートや駐車場を作り、需要がない地域なら貸地や太陽発電にするという方法もあります。

3つ目は、売却することです。
空き家を所有する上では、放火の被害に遭わないためにもしっかりと維持・管理しなければなりませんが、維持していくことが面倒だという人は売却を検討するのも良いでしょう。

□まとめ

今回は、空き家が放火されやすい理由や、空き家問題への対処法について紹介しました。
空き家は、管理を怠ると放火されやすくなってしまい、安全上良くないので、しっかりと管理すると良いでしょう。
また、管理が難しい・面倒だという人は、売却や賃貸にするという選択肢についても検討すると良いでしょう。